コンセプト Concept
現代に受け継がれる、京都・嵐山の伝統
今もなお古の原風景の美を感じられる京都・嵐山。
「先人のものを受け継ぎ、発展させながら将来を開拓する」ことを意味する「継往開来」のコンセプトのもと、
自然や建造物を受け継ぎ、日本の美しい伝統と風格を体感いただけます。
レストラン「京 翠嵐」
築120年超の明治期の建物を改装したレストラン「京 翠嵐」。
神戸川崎財閥の創始者 川崎正蔵の別荘として建てられ、建築当時は「嵐山御殿」と称されたほどの荘厳華麗な建物「延命閣」の金砂子を用いた床の間や川崎家の家紋入り七宝の釘隠に、組紐をイメージしたシャンデリアや朱色の家具を配し、当時の趣と現代の快適さを融合させた空間です。
松方正義 揮毫 「延命閣」
川崎正蔵の同郷の先輩である、内閣総理大臣を2度務めた松方正義が「此の眺めは長命の源である」と感激し「延命閣」と名付けこの書を揮毫。レストラン「京 翠嵐」にてご覧いただけます。
「茶寮 八翠」
1910年に建てられた庵を改装したカフェ。
茅葺屋根の築100年を超える歴史的建造物 「八賞軒」の伝統を現代に継承しています。
店内からは四季折々に美しい姿を見せる嵐山と翡翠色の保津川の美しい景色が広がり季節ごとに変遷する自然を愛でることができます。この美しい営みを、明治期に8人の詩人が集い詠んだ「八賞軒詩」が店内に残されています。
「八賞軒詩」
明治期に、現「茶寮 八翠」の場所に八人の詩人が集い、嵐山の八景を詠み記した「八賞軒詩」。
移ろいゆく嵐山の情景、「花」、「新緑」、「蛍」、「石雞」、「瀑」、「月」、「紅葉」、「雪」の八景が詠まれています。
現在でも変わらぬ美しい情景を「茶寮 八翠」にて愛でることができます。
玉兎(ぎょくと) ガーデンテラススイート
合計39室の客室それぞれに日本の伝統色がデザインされ、和の伝統とモダンが融け合っています。 そのうちの一つ、「玉兎」ガーデンテラススイートには、和の文化を感じられるしつらいのなかに、ひときわ目立つ襖絵があります。京都の若手作家、品川亮氏の作品「渡月花木図」です。 金箔の上に四季折々の嵐山の花を描き、花弁には水紋を描き、月の光で反射している水面(保津川)を表現しています。
また、引き手には延命閣で使用されていた七宝焼きが取り付けられ、2015年に完成した襖絵との世代を超えたコラボレーションが実現しています。
歴史の足跡
大門
明治期に建てられたといわれるホテルの「大門」の扉。重厚感が当時の趣を残しています。
灯籠
日本庭園の一角にある灯籠。庭園や客室のお庭など様々な場所に灯篭があり、作られた時代ごとに様々な意匠が見られます。
ロゴマークについて
クレストテーマ
「龍と月と紅葉」
嵐山を象徴する「月」の輪郭に、天子や貴人のみが乗ることを許された龍頭船や天龍寺の名前の由来となった金龍など権威の象徴である「龍」と、ホテルの大門を抜けたすぐそこで真っ先にお客様を迎える、初夏には新緑の、秋には赤く燃えるように美しい「紅葉」をあしらいました。
ロゴカラー
翡翠色
目の前の風雅な稜線の嵐山や静かで優美な流れをたたえる保津川の情景を象徴する美しい「翡翠色」から選ばれました。
クレスト(紋章)製作者
大西 清右衛門
千家十職※の釜師で、大西家は室町時代後期から400年以上続く京釜師の家。
※千家十職:茶道に関わり三千家(表・裏・武者小路)に出入りする塗り師・指物師など十の職家を表す尊称
- 翠 SUI
- 翠嵐 ラグジュアリーコレクションホテル 京都
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